ひろく一般のみなさまへ

言問学舎から一般の方へのお知らせです。
最近の記事

センター試験が終りました〜国語の得点率は76.25%です!

2016年01月18日

 大雪のために今朝から交通機関の乱れも大きく、通勤・通学で苦労なさった方も多かったことでしょう。センター試験が昨日・一昨日で、そうした面では大きな混乱がなく、受験生のためにはよかったと言っていいでしょうか。

 私ども言問学舎の受験生は、今年は私大文系志望者ばかりで、初日の16日に終了していました。国語に関しては、例年結果をご報告しておりますので、2年生を含む受験者4名の平均得点率をお知らせしますと、76.25%となりました(漢文を受けていない受験生も含む得点率です。大学受験生のみの平均は84.75%となります)。

 うち1名は、国語90%、日本史91%という好結果で、出願済みのセンター利用入試にほぼ目処が立ちました。とはいえ私大第一志望の受験生にとっては、これからの二週間が正念場です。私も国語、日本史と2教科の指導にあたっているため、Webでのお知らせも折りをみてのこととなりますが、節目ごとにはご報告をさせていただきます。「合格速報」とあわせ、ひきつづきご注目下さいますよう、お願い致します。

◇電話番号・メールアドレスは以下の通りです。        
 03‐5805‐7817  
E-mail toiawase@kotogaku.co.jp



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合格速報および言問ねこ塾長日記を更新しました!

2016年01月15日

 明日、明後日はセンター試験。幸い、全国的に天気はおだやかな様子です。言問学舎の受験生は、めずらしくセンター受験会場が最寄りの東大となっており、終り次第帰りに寄ることになっています。一部教科はその時に解答速報が入手できていると思われるため、即日自己採点の可能性もあり、私も今から、ドキドキしています。

 さて、埼玉県分の受験ですが、中学入試の結果が出はじめましたので、今年も「合格速報」のページの運用を開始しました。スマートフォン版でこの記事をお読みいただいている方は、下記リンクよりご覧いただけます。

http://blog8.kotogaku.co.jp/ 合格速報(目次のページです)

 また、塾長ブログ「言問ねこ塾長日記」も、今年最初の記事を掲載しました。先日実施した百人一首大会にちなんで、「私と百人一首」という内容です。ぜひお目通し下さい。こちらも、スマートフォン版の方は下記リンクよりどうぞ。

http://blog.kotogaku.co.jp/ 言問ねこ塾長日記(最新の記事です)

 ひきつづき、言問学舎からのお知らせにご注目下さい。

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百人一首大会を実施しました!<動画もご紹介します>

2016年01月07日

 今日は一般に、七草粥を食べる日とされており、またおおむね関東では、松の内も今日までとしております。文京区立の小・中学校は明日から始業式ということで、言問学舎の冬期講習も本日にて、全日程が終了となります。

 言問学舎では、毎年お正月明けのこの時期に、百人一首大会を実施しております。先にお知らせ致しました通り、今年は昨日1月6日水曜日の実施となりました。

 さて、小・中学生期の国語学習にあっての百人一首の効用は、以前にもお話ししたことがありますが、何と言っても日本語に固有のリズム=音韻を、子どもたちが夢中になって札取りをする中で、自ずと身につけられることにあります。もちろん歌意に触れる機会があれば、それはまた有益なことでありますが、まずは百首の短歌のリズムを耳で聴き、体で感じることで、言葉そのものの持つ大きな力の一端を、知ることができるのです。そして、それがのちのちさまざまな局面で国語の力となってあらわれて来るのですが、そのことを実感してくれる子が少しずつでも出て来てくれれば、百人一首を教えていて、こんなにうれしいことはありません。

 論より証拠、今年は動画をアップしましたので、ぜひお目通し下さい。始まったばかりですから、子どもたちはすこし緊張していますが、後半はかなりの盛り上がりを見せてくれました(収録してあるのは、冒頭五首の部分です)。

https://www.youtube.com/watch?v=oY2I6_Qbemw  平成28年百人一首大会


◇電話番号は以下の通りです。 
 03‐5805‐7817 舎主・小田原漂情までお願いします。
 メールはフォームよりお願いします。

言問学舎の生のすがたは、こちらの動画からもご覧いただけます!
http://www.youtube.com/watch?v=9d_nMZpDjbY&feature=youtu.be

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思考力、表現力を育てる言問学舎/2016年のご案内

2016年01月05日

 新しい一年の活動がはじまりましたが、みなさまどのようにお過ごしでしょうか。言問学舎では、お正月三が日最終日の3日から、「受験生お年玉特訓」を実施。小6、中3、高3の受験生たちが、間近にせまったそれぞれの入試のために、真剣に勉強に取り組んでいます。

 本日、5日からは、全学年の年明けの講習が開始となり、みんなの元気な顔を見て、わたくしも今年一年にかける思いを新たにしています。またお知らせ致しました通り、明日6日、午前10時30分より、恒例の百人一首大会を開催致します。塾生以外の方にもご参加いただけます。ふだんの授業とはもちろん異なりますが、言問学舎の「雰囲気を知っていただく」機会として、ご活用下さい。

 さて、2020年がセンター試験に代わる新テストの実施時期とされる「大学入試改革」に関しては、「記述式問題」の取り扱いがニュースになるなど、その大勢は「思考力」「判断力」を求める方向へ、うごいているようです。私ども言問学舎は、2003年の創業時より、「読解」と「自己表現」を柱とする独自の国語教育を中心に、全教科と、中・高・大すべての入試に対応できる総合学習塾として、歩みをつづけてまいりました。

 新しい試験制度の実像は、まだ明らかになってはいませんが、正しく読み、きちんと考え、しっかり書くという部分においては、言問学舎の教育理念と実践が、十分に生きるものとなるでしょう。そしてもちろん、入試や各種テストに対応するばかりでなく、一生の力となりうる「国語力」を育てるのが言問学舎のつとめですから、こと「新しい入試制度への対応」というくくりだけでなく、お子さんにしっかりした「国語力」をつけさせたいとお考えの保護者のみなさまと、今年も多くのご縁をいただけるよう、願っております。

 本日以降、入塾相談、体験授業とも、随時承ることのできる体制を整えて、みなさまからのご相談を、お待ち致しております。

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高村光太郎「道程」を朗読しました!百人一首大会も間近です〜塾生以外の方もどうぞ

2016年01月03日

 本日1月3日より、平成28年(2016年)の営業を開始しました。3日・4日の二日間は、「受験生お正月お年玉特訓」です。小6・中3・高3の受験生たちが、午後1時から真剣に、受験勉強に励んでいます。

 みんなが塾に集まる前に、今年の「詩の朗読」第1弾として、高村光太郎の「道程」を朗読、公開致しました。受験シーズンが終わるまでは不定期の形になりますが、今年も日本文学に数多く残されているすばらしい詩作品を、ご紹介していきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。

道程 https://www.youtube.com/watch?v=wXkMlnw0EeM

 また、来る1月6日水曜日、午前10時30分より、毎年恒例の百人一首大会を、開催致します。実施要項は以下の通りです。塾生以外の方もご参加いただけます。ご関心のある方は、電話・メールでお問い合わせの上、ぜひご参加下さい。

日時:平成27年1月6日(水) 午前10:30開始 11:45ごろまで
 
場所:言問学舎本部教室 文京区西片2−21−12 南北線東大前駅1番出口徒歩2分
   TEL03-5805-7817
参加費:無料

ルール:個人戦札取り 小・中学生別(予定。小・中合同のハンディ戦の場合あり。また、各自の経験にもよります。) 
 
募集人数:一般参加者 小・中とも5名まで ※申込先着順締切りとさせていただきます

対象学年:中学生は1・2年生/小学生は5・6年生 ただし何首か覚えていて、出てみたい4年生も可
※なお個人戦の優勝経験者など、「得意」である方は申告して下さるようお願いします

表彰:小・中学生別に優勝、準優勝者に些少ながら賞品を贈呈します。また参加者全員に参加賞を差し上げます。

 当日は、小説家であり、歌人でもある小田原漂情が一首ずつ生で読み上げますので、短歌の魅力にじかに触れられる機会となります。

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本年もよろしくお願い申し上げます

2016年01月01日

謹 賀 新 年

たいへんな時代になって来た。
自分のためでなく、みんなの、すなわち
きみたちのために、そう思う。

わたしたちにも、できることはある。
「あるはずだ」ではない、たしかに「ある」と
言い切れる
そのことのために、
わたしは精一杯、できることをしよう。

きみたちは、
わたしの言葉を、きちんと、
うけとめてほしい。そして語り合おう、
わかり合おう。きみたちの明日のために。


 多くの意味で、むずかしい、たいへんな時代であると思います。だからこそ、自分自身のできることにも、これまで以上にある種の壁、なしうることの限界が、あるのかも知れません。

 しかし、限界を自分で設定してしまったら、そこから先へ進むことはできません。だからこそ、自分になしうることは力の限り、実行して行きたいと思います。そうすることが、いま現在「子ども」である人たちに対して、「大人」である私が唯一できる「つとめ」なのだと思っています。

 本年もよろしくお願い申し上げます。

平成28年 元日
言問学舎舎主
小田原漂情
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今年も一年、ありがとうございました

2015年12月31日

 まもなく、平成27年、2015年が終わりを告げる時となります。本コラム(当サイト)および言問学舎ならびにYouTubeなどの関連各サイトを通し、言問学舎と小田原漂情の営みをささえていただきましたすべてのみなさまに、心よりお礼を申し上げます。

 例年同様の年頭のご挨拶に先立ちまして、昨日、萬葉集の巻末を飾っている、大伴家持の新春をことほぐ歌(短歌)を、YouTubeの「詩の朗読」のチャンネルでご紹介させていただきましたので、ことし一年の結びにあたりまして、ご案内申し上げる次第です。

https://www.youtube.com/watch?v=0nv3_urp5Pk 大伴家持 新しき年の始の・・・

 先回、「最終日にご挨拶を」と申し上げましたが、昨日の最終営業日に記事をアップすることができませんでしたので、本日かたちばかりのご挨拶とさせていただきます。新年は1月5日より、全学年の冬期講習開始となりますが、営業自体は1月3日13:00から始まりますので、お急ぎのご相談がある方は、電話・メールでご遠慮なくご連絡下さい。

 みなさまが平成27年の終わりをおだやかに迎えられ、よい新年を迎えられますようお祈り申し上げ、今年の最後のご挨拶とさせていただきます。


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言問学舎の冬期講習/年内は29日まで・年明けは5日から

2015年12月26日

 平成27年、2015年も、あと5日ほどで終わりとなります。はじめに、塾としての言問学舎、そしてWeb上の各媒体で言問学舎と小田原漂情の諸活動に目を留めて下さいましたすべての方々に、あつくお礼申し上げます(年末のご挨拶は、最終日に改めて申し上げる予定です)。

 さて言問学舎では、去る12月23日に塾でのクリスマス会を実施し、翌24日から受験学年が、そして昨日25日から全学年が(午前実施の小4以下は本日から)、冬期講習に入っております。

 昨日も地元の中2生が一人、体験授業に来てくれましたが、小回りの利く少人数制、一教室制の利点は、随時体験授業および新規入塾生の受け入れが可能な点にあります。もちろん、ただ大人数の授業に途中参加するだけでなく、生徒一人一人の状態に合わせて、必要な指導を最初から受けられる点も大きいでしょう。

 標題にお示しした、「年内は12月29日まで、年明けは1月5日から」の冬期講習は、受験学年を除くすべての学年が、「無料体験授業」としての参加可能な体制となっております(3学期の通塾予定一週間分の授業コマ数が上限です)。もちろん、今から「体験」をするということは、3学期とあわせて新年度の勉強をどのように進めて行くか、そのための「塾選び」ということになるでしょう。年明けから動き出すよりも、冬休みの間に体験を済ませておく、そのような使い方が、可能なのです。

 特に、現高2、中2、小4の方々は、1月の後半から2月の初旬には、塾通いを始めていることが理想です。中学受験塾の年度替わりが2月上旬である小4の方はもちろん、中2は大事な学年末試験対策と、春休みにかけての1・2年の復習確認が、また高2も1・2年領域の復習を早めに仕上げて受験年度へ向かうことが、それぞれきわめて重要だからです。

 今年受験の方々につきましては、都立推薦の小論文・面接対策および国語の対策、国公立大二次試験国語の対策など、言問学舎がお応えすべき領域に限り、当方の対応が可能な範囲で、ご相談させていただきます。こうした内容に対応できる塾をおさがしの方は、一度お問い合わせ下さい。

 年内は30日午後5時半まで、休みなく営業致しております。ご相談はメール・電話で、お気軽にお寄せ下さい。

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中原中也「汚れつちまつた悲しみに・・・・・・」を朗読しました!

2015年12月24日

 昨日12月23日は、言問学舎で毎年恒例のクリスマス会開催日。今年は司会進行を半分手伝ってくれる(?)生徒の活躍で、にぎやかに進行しました。

 皆が集まる前に、今年の「詩(詩作品)の朗読」の最終篇になろうかという目論見で、中原中也の代表作「汚れつちまつた悲しみに」を録画し、本日YouTubeに投稿しました。

 「汚れつちまつた悲しみ」がどのようなものであるか、また各連の表現から読みとれるものが何であるのか、などについては、たくさんの説があります。ここでは新しく論を唱えることはしませんが、先日ご紹介した「冬の長門峡」の一節、「ああ!−そのやうな時もありき」の「そのやうな時」のさすものは、「汚れつちま」う前のありようを指すのかも知れないと、考えることはできるかも知れません。

 6月2日以来、詩の朗読は29篇の詩作品と、2篇の散文(室生犀星「立原道造を哭す」および『我が愛する詩人の伝記』高村光太郎の章)を朗読させていただきました。おかげさまで多くのみなさまにお目通しいただき、この場をもってお礼を申し上げる次第です。来年もさらに多くの魅力ある日本の近代史を紹介させていただく計画です。ひきつづきよろしくお願い申し上げます。

汚れつちまつた悲しみに・・・・・・ https://www.youtube.com/watch?v=zaX3tWru22o

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中原中也「冬の長門峡」を朗読しました!

2015年12月19日

 12月も半ばを過ぎ、平成27年=2015年も、いよいよ残りあと10日あまりです。クリスマス、お正月を楽しみにしている子どもたちの心のうちは、手に取るように察せられますが、それだけではいけないよ、という戒め、導きも示さなければならないのが、塾教師として、避けられないところです。

 ことに相手が受験生であれば、それはなおさらのこと。つらい気持ちをぐっと押さえて、より大きな喜びを2月、3月に味わわせてあげるのが、最大の務めです。また、こちらのそんな思いに応えてくれる受験生には、きっと大輪の花が咲きますし、中学から高校へ進学する子たちの場合は、とくに進学後のことをも見すえて、いましっかりした勉強をさせることが、何よりも大事です。

 閑話休題。12月に入り、不定期公開の「詩の朗読」では、先日高村光太郎の「冬が来た」をお届けしましたが、つづいて今月15日火曜日、昭和12年(1937年)に満30歳で亡くなった詩人中原中也の「冬の長門峡」を朗読しました。

 この作品を書く直前、中也はまだ幼い長男の文也を失っています。そして精神に変調をみたあとで、冬の長門峡(ちょうもんきょう)における過去の(おそらく精神的に)おだやかな日を回想した内容である、この作品を書いています。さらには翌年、中也自身が満30歳の若さで世を去ることを考え合わせると、「ああ!‐そのような時もありき/寒い寒い日 なりき。」という結びの連に表白された思いがどんなものだったのか、わかるような気がします。

 作品の回想の中、長門峡をのぞむ料亭で、中也は一人、酒を酌んでいたといいます。ほかに客もなく、長門峡に、「魂あるものの如く」水は流れ流れて、「やがても蜜柑のごとき夕陽」があらわれたのです。この作品における回想のポイントは、ここでしょうか。さびしい冬の長門峡の景観の中にあって、詩人の精神は、そのときはゆたかに流れ流れて、夕日のかがやきを受けとめていたのでしょう。そのことを「そのような時もありき」とうたう中也の思いが、この詩の読みどころなのだと思います。年譜に拠れば15歳で飲酒、16歳ではすでに放蕩を知っていたとありますから、時期としてはそのあたりが、考えられそうです。

https://www.youtube.com/watch?v=ft57125-mo8 冬の長門峡

 冬の詩、であることから、はじめに「この冬の長門峡」を読ませていただきました。不定期ですが、しばらく中原中也の作品をご紹介したいと思います。


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【学習塾の言問学舎】講師アルバイト<長期・短期>を募集します!

2015年12月16日

学習塾の時間講師/科目・日時指定あり

<長期>冬期講習から平成28年4月以降、1年単位で勤務していただける方
 
対象学年と教科:中学生、高校生の英語、数学、理科および小学生の算数、理科
        高校受験・大学受験の指導ができる方

<短期>冬期講習から大学受験まで(冬期講習のみも可)

対象学年と教科:G-MARCHレベルの英語、日本史の受験指導のできる方
        中学生、高校1・2年生を受け持っていただく可能性もあります


勤務時間 冬期講習(12/24〜30、1/3〜7)は随時、冬期講習後は週1日以上、1日1コマから可(原則として60分授業)

待遇 時給1500円以上(3か月目、2年目昇給有り。また会議・研修等は時給900円)

採用 面接および簡単な試験(作文を含む)を受けていただき、採否を決定します。

 明るく、親しみやすく、働きやすいと定評のある学習塾です。子どもに愛情を持ちながら、受験に向かってともに歩んでいただける方をお待ちしております。面接希望の方は、電話またはメールで、言問学舎舎主 小田原漂情までご連絡下さい。

◇電話番号は以下の通りです。 
 03‐5805‐7817 舎主・小田原漂情までどうぞ。

◇E-mail hyojo@kotogaku.co.jp



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言問学舎の冬期講習は、ひきつづき受付中!説明会は12日土曜日に開催します!

2015年12月09日

 12月も、もう上旬が終わりになろうとしています。言問学舎では、中学受験生、高校受験生、大学受験生それぞれに先途が見えはじめ、受験生全員が毎日懸命に勉強する態勢となりました。

 中間報告としては、大学受験で学習院大学文学部哲学科への合格が決まっているほか(公募推薦、既報)、高校受験で一人、単願推薦の方向性が決まった子がおり、また大学受験生のセンター過去問(自塾実施、センター対策講座の最終回、3名受験)では全員が8割超えを果たすなど、まずまず順調に推移している状況です。

 さて、2週にわたり、土・日にまたがっての「冬期講習説明会」を開催致しました。期間中、説明会と体験授業にご参加いただき、またお問い合わせをいただきましたみなさま、ありがとうございました。

 冬期講習は、12月25日から開催致します(一部学年は24日から)。現在も冬期講習の新規お申し込み、ご相談は、随時受付致しております。さらに、12月12日(土)に、追加の説明会開催を、決定致しました。日時等詳細は、以下の通りです。

◇言問学舎 2016冬期講習説明会<第3週>

日 時

12月12日(土)   9:30〜 

会 場 言問学舎 
※文京区西片2−21−12 東大前駅徒歩3分 

内 容 冬期講習のほか、受験相談全般、国語に関するご相談など、多方面のご相談も承ります。

予 約 当日参加OKですが、予約順に個別相談を実施する流れとなります。

 上記日時でご都合の合わない方は、他の日時にて調整させていただきます。ご都合の合わない方はご相談下さい。内容に関しても、電話・メールでお気軽にご相談下さい。


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冬期講習・2016/特色と概要のご案内をアップしました!

2015年11月30日

 いよいよ今日で11月も終わり、明日から12月。各中学校で期末テストも終わり、内申待ちで気の抜けない毎日を過ごしています。

 あと4週で2学期も終わりとなり、いよいよ冬休み。クリスマス、お正月と、子どもたちにも楽しみの多い冬休みですが、受験生だけでなく、他の学年の方たちも、復習をしっかりして足場を固める、大事な勉強の時期でもあります。

 「季節講習会」のページに、今回の冬期講習の特色と概要のご案内をアップしました。12月5日・6日と、土・日にかけて冬期講習説明会も実施致します。お早めにご計画下さい。

http://blog9.kotogaku.co.jp/article/168983226.html 冬期講習・特色と概要のご案内
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本年度の合格第1号!学習院大学文学部哲学科に合格しました!

2015年11月20日

 11月も、残すところあと十日。最寄りの中学校の期末テストも終わり、冬の訪れとともに、いよいよ受験シーズン本番へ入って行きます。

 そこへ幸先よく、本日、学習院大学文学部哲学科の公募推薦入試で合格の報が届きました。志願理由書の添削にはじまり、小論文の指導、面接対策と、いつも通りの指導内容でしたが、「哲学」らしいことには縁のなかった受験生が、試験会場で書く「小論文」で合格をいただけるように書かせることに、今回は特に腐心しました。

 大学卒業後の未来図を明確に描く中で「哲学科」を受験することにした彼の、将来の展望が、これで一気に開けることとなりました。大きな飛躍を期待したいと思います。

 言問学舎では、大学受験のAO入試、公募等各種推薦入試で高い実績を出しているほか(一次通過率81.0%、最終合格率71.4%)、作文・小論文指導を国語教育の柱の一つとしておりますので、都立高校推薦入試の小論文・作文など、受験のための「書く」ことの指導には定評があります。

 詳しくは、11/28(土)からの冬期講習説明会にご参加いただき、おたずね下さい。メール・電話でのお問い合わせも、随時承っております。冬期講習説明会の詳細は、以下のリンクからご確認下さい。

http://blog7.kotogaku.co.jp/article/168202604.html

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室生犀星『我が愛する詩人の伝記』第5回、高村光太郎の章を完結としました!

2015年11月18日

 10月18日から、室生犀星の『我が愛する詩人の伝記』の章の朗読をつづけて来ましたが、一昨日、16日月曜日に、第5回を以て高村光太郎の章を完結と致しました。

 今回読ませていただいた部分では、犀星が光太郎のことを、次のように評しています。

<光太郎の死は巨星墜つということばどおりのものを、私に感じさせた。巨星墜つというばかばかしいことばが、やはりかれの場合ふさわしく、それだけ私は以前距たりをおぼえていたのだ。巨星は映画演劇におもちゃにされたが、以前見事に聖人高村光太郎にびくとも影響をあたえていないし、そのために彼を軽く見るという境にまで行きつかなかった。>

<つねに貴重な愛情を原稿のうえで売るような人間は、ついに聖人には達せられないが、村の生きたあとの苦楚や悲しみを見ると、聖人ということばがはじめてその顔をちらりと見せたことに気づく、このばかばかしいことばが何と近い仲間の間に存在していたことだろう。>

 「ばかばかしいことば」とは、室生犀星一流の、世間一般への批判であり、また真率に高村光太郎を評価することへの諧謔(かいぎゃく)と韜晦(とうかい)のようなものと、理解できます。その犀星をして、「聖人」と言わしめた光太郎の「生きたあと」というものが、如実にうかがわれる名文と言えましょう。高村光太郎、室生犀星という詩人のこころが、大変親しく感じられたこの章の朗読でありました。

 そろそろ受験最繁忙期にさしかかりますので、「詩の朗読」を毎週の定期的な発表でなく、不定期の形にさせていただきたいと思います。当然につづき物となる『我が愛する詩人の伝記』も、しばらくお休みとさせていただきます。しかしながら、不定期・単発で、詩の朗読そのものはつづけてまいりますので、ひきつづきよろしくお願い申し上げます。

我が愛する詩人の伝記 第5回
https://www.youtube.com/watch?v=erbcDwizauk&feature

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室生犀星『我が愛する詩人の伝記』第3回・第4回の朗読を公開しました!

2015年11月13日

 先般もご案内致しました通り、6月からつづけて来たYouTubeでの「詩の朗読」シリーズでは、室生犀星の散文を朗読して、ご紹介する期間に入っております。やはり犀星自身が「生涯の詩の好敵手」であったとする高村光太郎の章が、興味ぶかく、智恵子との接触の部分を含めて、じっくり読ませていただいております。

 昨日、その高村光太郎の章の第4回を朗読し、公開しました。本コラム(当サイト)ではご案内できませんでしたが、先週木曜日に第3回を公開し、その回で犀星さんが智恵子さんに会ったくだり、今回犀星さんが光太郎さんをまっすぐ評しているくだりを読み、高村光太郎の章は佳境にさしかかってまいりました。次回、完結にしたいと考えております。

 また今回は、正宗白鳥、宇野浩二との会話の中で、犀星が「どうしても自分のことを書いてしまう」と語った部分も、朗読しています。そこのところに、「詩の朗読」で『我が愛する詩人の伝記』を読ませていただいている最大の理由があるためです。

 第3回は、智恵子との三度にわたる接触のくだりをまるまる読んでおりますので、少々長くなっていますが、犀星が光太郎と智恵子をどのようにとらえていたかがよくわかる、興味ぶかい部分です。ぜひあわせてお目通し下さいますよう、お願い申し上げます。

我が愛する詩人の伝記 

第3回 https://www.youtube.com/watch?v=byo0O1QqVqM&feature
第4回 https://www.youtube.com/watch?v=V2jFcWHkfTg&feature

◇電話番号は以下の通りです。 
 03‐5805‐7817 舎主・小田原漂情までお願いします。
 メールはフォームよりお願いします。

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11月15日(日)、入塾説明会と無料体験学習会を開催致します!

2015年11月10日

 本年度入試(平成28年入試)は、そろそろ本格的に、受験期突入の様相を呈してきました。大学の推薦入試がピークの時期にさしかかり、また高校受験の中3生は今月中旬から下旬にかけて行なわれる期末テスト(3学期生)が受験の方向性を決めるなど、今まさに重要局面に臨む人が多くおられます。

 また、中学受験も残り3ヶ月を切り、大学入試センター試験はあと2ヶ月と少し。すべての受験生が、受験勉強に取り組みながら、日々不安と闘っていることでしょう。

 私ども言問学舎でも、受験生たちに最高の結果がもたらされるよう、時にはきびしく指導しながら、受験生諸君の揺れる心に寄り添うようにして、精神的にもっともきついこの時期を、無事に乗り越えさせようと励む毎日です。

 一方で、先日から「この時期の国語はどのように勉強すべきか」という記事を掲載し、お問い合わせなどもいただいておりますので、Web上でお伝えしていることを実践して体験していただく機会を、設けることと致しました。あわせて入塾説明会も開催致します。実施要領は以下の通りです。

◇国語の無料体験学習会&入塾説明会

開催日:11月15日(日) 時間は以下の通りです。

会 場:言問学舎  文京区西片2−21−12  ※南北線東大前駅徒歩3分

秋季入塾説明会    11:00〜12:00 特に対象は設けません

無料体験学習会    14:00〜15:30 高校2年生対象
※『こころ』『山月記』を主対象としますが、古文・漢文を含め、ご相談に応じます(先着順)。他の学年の方は他の日時に設定しますので、ご相談下さい。

 お申し込み、ご質問(ご要望)等は、メールまたは電話にて、言問学舎舎主 小田原漂情までお願いします。大学受験を見すえて、国語の大事なところをつかんでいただくための体験学習会です。


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この時期の国語はどのように勉強すべきか<その3>〜小5(中学受験生)

2015年10月29日

 中学受験は、まもなく10月が終わりとなり、入試本番まで、正味3か月となります(東京都と神奈川県の場合)。現6年生については、これまでのやり方を大きく変えるのは難しいと思いますので、過去問を中心に、正答の根拠を文中から正しく見つける訓練をして下さい。ただ、まだ大きく改善できる可能性もありますので、ときどき「音読」をするよう、心がけてみると良いでしょう。

 さて、現5年生は、あと1年3か月。国語に関しては、まだこれから大幅に力を伸ばすことができる時期です。大きく言って、入試で出題される文章には、物語文(小説)と説明文(評論)の2つがありますが、塾の授業、課題等を除いて、5年生の間は、物語文をきちんと読めるようになることを、めざして下さい。

 物語、小説の登場人物の心情や、人物同士の関係、またストーリーの展開を正しく読むということは、そのまま文章を正しく読み、理解することだからです。これは中学生、高校生になっても、さらに大学生、大人になっても、ずっと求められる力です。

 説明文、評論文は、小学生には自分だけで理解するのはむずかしい面もありますから、5年生の間は、塾に通っていればその塾の授業で、教わって下さい。とにかく5年生の間は、物語文をしっかり読みましょう。

 なお、物語文が極端に苦手で説明文なら得意、という人は、この限りではありません。しかし、複数の志望校で物語文がまったく出ないならともかく(3校程度受けるなら、まず考えられませんが)、6年の夏休みが過ぎてから「苦手な物語文を何とか」と言っても対応は難しいですから、できるだけ物語文も、読むようにして下さい。

 ちなみに、「国語ができるようになるためには、『本』を読まないと駄目ですか?」という質問を、よく受けます。が、本を読むことが好きで自発的にたくさん本を読み、その中から何かをつかみとることのできる人は良いですが、そうでない人が、「受験」や「勉強」のために、どんどん本を読む、ということは、実際の問題として、むずかしいことでしょう。

 もちろん、良い本を読んで国語の力をつけることが、理想ではあります。しかし、時間的にもそれがむずかしい中学受験生の場合には、入試問題や、国語のテキストに掲載されている良い文章を読み、良問を解くことが、次善の策となります。まずは手元にある入試問題集、テキストの中から、お子さんが強く関心を持つ文章を見つけ、丹念に読みこむことから、はじめてみて下さい。「音読」を加えると、効果はより一層大きなものとなるはずです。

※言問学舎の国語の授業では、もちろん物語文だけでなく、説明文についてもきちんと指導します。文法・漢字も同様です。また年に数回、効果的に詩の授業を実施して、国語を根本から知ってもらう授業を展開しています。

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室生犀星『我が愛する詩人の伝記』第2回の朗読を掲載しました!

 先週から室生犀星の『我が愛する詩人の伝記』高村光太郎の章に取り組みはじめましたが、昨日は第2回として、光太郎のアトリエ前を毎日歩いて鬱屈した思いを抱きつづける犀星が、思い切って正式に光太郎を訪問しよう、と思い立つくだりを読ませていただきました。

 犀星が光太郎にライバル心と激しい羨望、さらにはそれゆえの嫉みを持っていたことは、今年5月に、当時犀星が住んでいた田端から駒込林町(現千駄木5丁目)の光太郎アトリエ跡地へ歩いたことをご報告した際にも、記しています。そのもととなったのが、『我が愛する詩人の伝記』の、今回朗読したくだりなのです。

 今回、『我が愛する詩人の伝記』を朗読することでお伝えしたいと考えている一番の目的は、「詩の朗読」という試みの中で、詩人室生犀星の、この文章の中にこそもっともよく立ち現われていると考えられる、その人となりをお知らせすることです。ただ、それがすべてではありません。もとより、私は犀星を専門に勉強したのではありませんし、文学作品を学究的に読む立場でもありません。それゆえ私自身が、犀星の詩作品から得がたい抒情を受けとって、その後、彼の周囲にあった萩原朔太郎や立原道造、またすでに述べた、複雑な思いを秘めた好敵手高村光太郎や、師事もしくは兄事した北原白秋など、多くの詩人たちとの心の共鳴を知ることから、詩、あるいは文学の本質というものの一端を知り得たこと、すなわち作品それ自体や年譜に書かれた事実だけでない詩人(作者)の周辺のもろもろから、文学の真実、そして人間の真実を知ることができるのだということを、共有したい、お知らせしたい、と、考えているのです。

 そしていま一つは、わたしたち一人一人の人間が生きて行く上で、かならず多かれ少なかれ、また正の方向であれ負の方向であれ、他の人に影響を受けるということを確認するために、とても有り難い教材であるのが、この『我が愛する詩人の伝記』なのだということです。

 近ごろしばしば、文学作品を論評する中で(おそらくWebの中においてのことと思いますし、ことは文学のみに限らないのでしょうが)、その作品だけを読んだに過ぎない、しかし断定的な論調を、目にすることがあります。それこそ、自分が書こうとする内容への、もしくは対象とする作品のタイトルそのものでも、キーワードとして検索すれば、さまざまな情報が瞬時に入手できるにちがいない、現今の状況下においてです。

白秋、朔太郎、光太郎、立原(道造)という、ここまでに挙げた詩人たちについてだけでも、『我が愛する詩人の伝記』には、同書の中でしか知りえない、詩人たちの姿が描かれています。そしてそこには、室生犀星という希有なる詩人の目を通して、同時代を生きた詩人たちの生の姿が、「他者の目」、それもきわめてユニークな視点から、書かれています。

 こうした多方面からの、「対象(となる文学者)への視点」を、国語や文学を学ぶ方々に、私のできる手法でお示ししたい。それが現時点の目標であることをお伝えしまして、第2回のご報告とさせていただきます。

https://www.youtube.com/watch?v=lQoA7thlJ50 我が愛する詩人の伝記A


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室生犀星『我が愛する詩人の伝記』の朗読をはじめました!

2015年10月20日

 先般もご案内致しました通り、6月からつづけて来たYouTubeでの「詩の朗読」シリーズでは、室生犀星の散文を朗読して、ご紹介する期間に入っております。

 昨日、昭和33年(1958年)に中央公論社から発行された室生犀星著『我が愛する詩人の伝記』朗読の第1回を発表しました。同書は、北原白秋、高村光太郎、萩原朔太郎、釈 迢空、堀 辰雄、立原道造、津村信夫、山村暮鳥、百田宗治、千家元麿、島崎藤村という11人の詩人について、犀星が実際の交際に基づく彼らとの交わりと、独自の批評をまじえた稀有な詩人論、鑑賞本であります(佐藤惣之助についても中央公論には執筆掲載されたのですが、佐藤家の抗議により、単行本には収録されていません)。すべての詩人の章にふれることはできませんが、特に犀星の人となりをよく伝える部分を、ご紹介していきたいと、考えております。

 昨日の第1回では、高村光太郎の章の冒頭の1ページを読みましたが、このくだりでは、先に詩壇に押し出していた光太郎への畏敬と嫉(そね)みとを、率直につづっています。もちろん、光太郎没後5年を経、犀星自身も七十近い老大家のポジションにあったとはいえ、青年期の鬱屈した心を気取りなく吐露することで、高村光太郎という稀有なる詩人の功績をたたえ、その像を描き出すことに成功しています。

 また、そうすることで室生犀星の詩人像もくっきりと立ちあらわれており、『我が愛する詩人の伝記』が特異な詩人伝であると、評価される所以になっています。

 何回になるかわかりませんが、しばらくこの『我が愛する詩人の伝記』に取り組みたいと思います。次回は犀星が、光太郎と智恵子の新居である光太郎の駒込林町のアトリエをたずねるくだりを、ご紹介する予定です。

https://www.youtube.com/watch?v=QpazFTYtAF8&feature 『我が愛する詩人の伝記@』

 なお先日、大学時代の恩師や旧友たちと集まる機会があり、中学・高校や塾などで国語を教えているメンバーや恩師といろいろ話すことができましたが、「受験指導と本物の国語指導の両立」という言問学舎の社是に、いっそう思いを強くした次第です。ひきつづき、「詩の朗読」に加え、実際の授業展開においても、音韻を骨格とした国語指導に磨きをかけ、国語を真剣に学びたいすべての方のお役に立てるよう、力を尽くす所存です。

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